今日の刺激。
はじめて考えるときのように「わかる」ための哲学的道案内
野矢 茂樹 氏
何が学ぶということは、もちろん、問題に答える知識や技術を身につけるという意味もあるけれど、それは実は学ぶことの本質ではない。
無知や無秩序から問題が生じるんじゃないということ。むしろまったく無知だったり無秩序だったりしたら問題は生れようもない。
いろんな知識をもち、いろんな理論を引き受けるからこそ、問題は生じる。
だから、別に奇をてらった言い方でなく、学べば学ぶほど、よりたくさんのことがより鋭くより深く問えるようになる。そういうこと。